
ルラ・ケバブは、玉ねぎ、ハーブ、香辛料を混ぜたラムのひき肉を、平らな串のまわりに完璧に形づくり、赤く輝く炭火で焼いた伝説の焼きソーセージです。口の中でとろける食感で名高い、アゼルバイジャン各地の屋台とレストランの人気者です。
ルラ・ケバブとは?
ルラ・ケバブ(リュリャやルレとも表記します)は、アゼルバイジャンのケバブ職人(カバブチ)の腕を試す究極の一品です。ひき肉、たいてい脂ののったラムから作り、極上のジューシーさのためによく「グイルグ」(ラムの尾脂)を混ぜます。肉を細かくひき、細かく刻んだ玉ねぎ、塩、黒こしょうとともに、手で力強く練ります。この練りが肝心です。肉のたんぱく質を引き出し、混ぜ物を粘り気のあるペーストに変えます。これにより、卵、パン粉、人工のつなぎを使わずに、幅広の剣のような金串のまわりに肉を成形できます。それを熱い炭火の「マンガル」(グリル)で手早く焼きます。結果として、外側はほんのり焦げてスモーキーなおこげができ、中は驚くほどジューシーで柔らかいままです。
ルラ・ケバブはどう食べる?
ルラ・ケバブを食べるのは、手を使う体験そのものです。たいてい、まだジュージューいう串のまま食卓に運ばれます。伝統的な食べ方は、薄く柔らかなラヴァシュのパンを一枚取り、肉に巻きつけて、熱い金串からパンの中へケバブをすべり落とすことです。それから、肉にスマック(酸味のある深紅のベリーの粉)をたっぷりふりかけ、薄切りの赤玉ねぎをのせます。包んで手で食べましょう!スマックが豊かなラムの脂を断ち切り、ラヴァシュがおいしいしたたる肉汁を受け止めます。
ルラ・ケバブにはどんな肉を使う?
伝統的には、純粋にラムから作ります。本場のアゼルバイジャンのルラ・ケバブをこれほど特別にする秘密の材料が「グイルグ」(ラムの尾脂)です。この天然の脂が焼くあいだに溶け、熱い炭の上で肉が乾くのを防ぎます。牛や、ラムと牛の合いびきで作るバリエーションもありますが(とくに今どきのカフェで)、伝統の本場の味は、質の高い地元のラムに頼ります。